誰も知らない

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映画「誰も知らない」観ました。
何だかすごく複雑な気分になった。上手く説明できない。
はたして、「いい映画」だったのか。
何をもって、「いい映画」なのか。よく判らなくなっている。
自分が何を求めて、映画を見に行っているのか。
それがすごく曖昧だから、こういう気分になるんだろう。
話は、ありえなそうであった話。だし、やけにリアリティもあった。
ほとんど、表情を変えない主人公の少年。
でも、なぜかすべてに納得はいった。子供達の行動も。
母親の行動さえも。
だからきっと「いい映画」なんだと思う。すごく。
でも、正直「好きな映画」ではないんだろうなとも思う。
どうしても、釈然としない何かがある。
多分、すごく個人的な事なんだろう。この映画の何かが
僕の何かを刺激したから、僕は釈然としなくて、何となく観終わってから
家に帰らずに、ぶらぶらしたいな〜。と思ったんだろう。
結局帰ったけど。

こうやって書いた事見ていると、
「あ〜、これは俺にとって印象に残る、多分いい映画だったんだ」って思う。
不思議と。何一つ上手く説明できない。
でも、すごく変な残り方がした。
忘れる事がなかなかできない。上手にカタルシスを産んでくれる訳でもない。
そんな映画でした。