タイミング

先週末、妻の妹の霊的な予感により、26-29くらいの間に産まれる
と聞かされていた私は、居ても立ってもいられず、金曜の夜から
実家の奈良へ。

土曜日は、息子と二人でバスと電車を駆使して、最寄りの巨大イオンへ行き、
アンパンマンだとかのキャラクターの子供用カートを乗り倒し、本屋で絵本を
読み聞かせて帰宅(買い物はゼロ、ゲームセンターで使った電車動かすゲーム100円のみ)。
夕飯は、妻の家族と韓国料理。一人マッコリを飲み、息子と風呂へ入った後
息子を寝かすつもりが自分も寝てしまう。

12時半頃、妻の「ちょっとひょっとしたら」と言う言葉で眠い目をこすりながら起床。

様子を見ながら助産院に連絡。
陣痛の感覚が短くなりつつあるため荷物と寝ている息子を連れて助産院へ。

助産院へ到着。
まだ、あまり進行していないとの事だが、いつ出産に入っても良いように
助産院に泊まる事に。
待機する部屋は畳の普通の部屋。この助産院は一般の家庭を改築して作ったもので
非常にアットホーム。

泊まる事になり、一緒に着ていた、義母、義妹は帰宅。目の覚めた息子は
「ここは嫌だ、お家へ帰る」と号泣。何とか、なだめて寝かしつけようとするが
無理。ここで助産院の方が「どうせなら起きてれば」とおもちゃを提供。

見た事のないおもちゃに心奪われ覚醒。ここから驚異的な覚醒ぶりを見せる息子。

朝に掛けて妻の状況は進行。5時過ぎ位に、再び義母、義妹が登場。妻のサポート。
私は、息子とひたすら遊ぶ。

徐々に苦しそうな様子を見せる妻を、心配そうにしながらも、遊びに集中しようとする息子。

7時半くらいからいよいよと言う状況になり、息子を連れて妻の元へ。
苦しそうな妻の様子を見ていられない息子は遊びに行こうとするが阻止。
産まれてくる瞬間をじっと見るようにとしっかりと抱きしめる。

頭がゆっくりと出てくる。
「ほら、出て来たよ、見てみな。」と声をかけながら
不思議と泪が溢れる。
息子、まじまじと見つめる。

第二子、生まれ落ちる。

息子(長男)の時は、出血が結構あって「うわ!」という想いが正直あったが、
今回は出血も少なく、綺麗に出て来た。また、助産士さんも非常に暖かいひとがらで
和気あいあいと出産に望めたのは非常に大きな安心に繋がったと思う。

長男は、次男に対してどう接していいか良くわからない様子だが、
泣いているのを心配したり、おっぱいを飲んでいるのをまじまじと見たりと
興味を持って接してくれれば良いと思う。

出産の感動というのはこういう事か。と改めて感じた。

結局長男は、この日、2時〜9時位まで起きていた。
その間ず〜っと同じような遊びを繰り返し、ギャアギャア笑い、元気な様子だった。
おそらく、母親の異変を感じながら眠る事の出来ない精神状態に陥ったのだろう。
生まれ落ちる時に真剣にその様子を見つめていたのが非常に印象的で、
彼に立ち会ってもらって良かったと、今は感じている。

何となくで妻の実家に向かったが、結局タイミング良く出て来てくれた。
なんとも驚きだが、妻の精神状態等も加味すれば当然なのかもしれない。

結局、誕生日は8/29日。私が8/26、長男が8/31なので、誕生日のお祝いは
ケーキ一つで澄む事になる。何とも便利と言えば便利だ。

ちなみに次男は髪質が父親似という事は判明しているが
それ以外の部分に付いてはどうなるかは予想出来ない。
今の所乳の飲みっぷりは良いようだ。

4人家族となって、これからどうなるか。
楽しみながら暮らして行きたい。

お世話になった助産所「わ」
http://www.jyosansyo-wa.com/