秋の読書

別に忙しくもないのだけど、そして色々なことがあったのだけど、
なんだか気が乗らなくって書いていませんでした。日記。

あれよあれよという間に10月。はやいものです。
そういえば、先日リリー・フランキーの「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
をミーハーっぽく買ってしまいました。
装丁とタイトルと、そしてこの小説の始まり方が僕わとっても好きだったのです。

んで、正直すなおにイイ話だった。
自分の肉親の事ベースに書くってのは、「ずるい」かも知れないけど
でも、彼が書かずにいられない要素が沢山あるんだろうなと感じた。
リリー・フランキーという人を僕はあまり良く知らないのだけれど、でも
この話はいい。特に終盤がいい。お薦めであります。

それとそのもうちょっと前に村上春樹の「東京奇譚集」も読みました。
久しぶりに村上さんらしい短編で、嬉しくなってしまった。
この人の短編集はホント面白い。短編の方が面白いのではないかと思うほど。
品川猿」最高です。大好きです。

しかしミーハーなもん読んでいるなあ。ぼかぁ。

あと、英語の勉強のためW.サローヤンの「パパ・ユーアークレイジー」を
英文で読んでいる。これはなんだか読めてんだか読めてないんだか、
自分でも良くわからないまま進んでいる。
ただ英文を読んでいる方が、日本語で読んでいるよりテンポが良く感じられるのは
なんでなのだろうな。と思っている。

お金がないので、「本は古本で!」と思うのだけど。どうしても買ってしまう。
J.アーヴィングのこんど映画になったやつも文庫で出てて悩んでいるのだけど
あれはそのうち出回るから我慢するのだ。

最近は、本に限らず「物欲の秋」欲しいものが沢山あるのだが、
財布の中は早くもからっ風。
どうにかしたいものだ…。