拾い食い

今日会社の同じ事務所内の別の団体の人に、「本多勝一はこんなものを食べてきた」
という漫画をかりる。
本多勝一さんという人が子供の頃食べていたものを漫画で紹介している。
未だ半分も読み終わっていないが、結構驚きの連続。
ハチノコとか、カミキリムシの幼虫とか、桑の実とか、蚕のサナギなんかは聞いたことあるけど
カエデなんて食べようと思ったこともない。
もちろん大して美味くなかったらしいけど、でも、その時代の子供は何でも食べていたんだなあと
感心してしまう。今は、自然の中で自生しているものなんてほとんどないし、都市部でそれを食べると
かえって、排気ガスやなんやで身体に悪そう。
既製品のお菓子を食べ、自分がどういうものを食べているのか
興味すら抱かない子供もいるだろう。僕だってそうだ昔は。

今の子供って、つつじの花の蜜とか吸うんだろうか?
僕は好きで良く吸ってた。なんかの茎をチューチュー吸ったりとかもした。

別においしくないんだけど、自然になっているものを食べるのって、ちょっと気分が良かった。
狩なんてやらない時代だし、自分で自分の食べるものを確保するというのは
何だか誇らしい気分になっていたのだろうか。

しかし、食べられるものがこんなにあるなら、これ読んでおいたら食べ物に困ったときに
便利だなあと、漠然と思ってしまった。
食おうと思えば何でも食えるのだね。