カワハギ

昨日、家に帰って暫くすると、兄がカワハギ釣りにいっていたらしく、
カワハギを5尾ほどもち帰ってきた。
「肝がうまい」というので、もうすでに食事もすんで(というか夜の12時近く)
いたのだが、カワハギをおろす。肝はホントに美味しくて。嬉しくなる。
こってりしすぎず、ほのかな甘味。臭みもないし。本当は日本酒とか焼酎を飲みたかったが
それはやめておく。(実は夕飯をしっかり食べていたので腹が減っていなかったのだ)

とりあえず、1尾だけ刺身にして食べる。うまい。非常にあっさりしている。

でも、実はそれ以上に僕は魚をおろしているのが楽しかった。
久しぶりに包丁を握り、魚をおろす。以前バイトしていた時にもらった柳刃包丁
刺身を切る。しかし、使っていないのもあり、刃が立っていない。
綺麗に切れずに少々イライラ。

小さめの出刃で、魚をおろす。中骨に切っ先がぼりぼりあたる感じとか、身が骨から離れていく感じとか、すごく楽しい。合計5尾すべて刺身用におろした。
やり方とか、少しづつ思い出して「へたくそだな〜。」とか言いながら
調理場でバイトしていた頃、板さんに「そこは違う、バカヤロ」と言われていたり、
賄いを食べながらバカ話ししていた頃のことを思い出す。
その頃もやっぱり楽しくて、「いやだいやだ」と言いながらよく笑い、酒を飲んでいたなあと
思った。あの頃は、今思うと仕事をやると言うことに対する責任感とか、何をどうすれば物事がうまく運ぶかとか考えはじめた頃だ。芝居をやっていたことと同じくらい、あのバイト3年半は大きい。
食に対する興味とか、和食に関することとかホント色々学んだ。

カワハギは、肝をクッキングペーパーにくるんで、水分を落とし、身の方は、半分くらい昆布〆にし
残りをカルパッチョにして、本日食した。うまい。

今度はもちっと大きい魚さばきたいな〜。鯛とか。