ぶたぶたくんのおかいもの

ちょっと前に紹介した変なトラの登場する「ゆかいなさんぽ」
の作者の別の作品。

これははじめて読みましたが、最高です!
とりあえず主人公のぶたぶたくん。
本当は別の名前があったはずなのに「ぶたぶた ぶたぶた」といつも言っているから
みんな「ぶたぶたくん」と呼ぶようになり、終いにはお母さんも自分が付けた名前を
忘れるしまつ。

今回はからすとこぐまの他に人間が三人でて来ますが、どれも個性的すぎて面白いです。
ぱんやさんは、「かおぱん」というなぞのぱんを売っている見た目がさくらももこのマンガ
に出て来そうな妖しい風貌だし、八百屋のお姉さんは八百屋らしからぬ服装(すこしおめかし)の上に
早口で意味わからないし、逆にお菓子屋さんのばあさんは、一文字ごとに「、(読点)」がうって
あるほどゆっくりと話をするしで、大変です。

話の内容はただぶたぶたくんが買い物をして家に帰るというだけの話なのですが、「ゆかいなさんぽ」同様
どっぷり不思議な世界へ入り込める楽しい楽しい絵本です。

長男と「『ぶたぶたくんのおかいもの』は最高だよな!」と二人でゲラゲラ笑いながら読んでいます。
もちろん、ここぞとばかり抑揚たっぷりにふざけながら読むのが一番と思っています。

ぶたぶたくんのおかいもの

ぶたぶたくんのおかいもの