まどからおくりもの
ヘリコプターに乗ってやってきた「たぶんサンタクロース」が、
色々家の窓からのぞいて、そこに住んでいると思われる動物たちにおくりものを
置いて行くのだけど、慌てているのか、落ち着きがないのか、勘違いばかりで、
ちぐはぐなものを贈ってしまうというお話。
五味太郎さんの絵は、柔らかで、色づかいが何だか元気で好きです。
この絵本は、ホントにとんちんかんなサンタっぽい人(ヘリコプターでやってきていました)
が間違えまくるという絵本なんですけど、かなり無理のある間違え方をしてくれます。
最後なんて子どもが二人と思って2つの贈り物をするんですが、一つは風船だったというオチ。
風船と人間間違えるってどんだけ目悪いんだよ。と思ってしまいます。
そんなとんでもない強引な所も含めて、面白く読むのが良いのでしょう。
子どもたちからしたら、窓から見たのとホントに部屋のなかにいる住人のギャップが
面白さなのだと思います。
クリスマスが近くなってくる頃に読むと喜びます。
- 作者: 五味太郎
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1983/11
- メディア: 単行本
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