気持ちの問題

映画を見るのが好きでした。
DVDとかで見るよりも映画館が断然好き。
広いスクリーン、邪魔するものがない環境。でかい音。ポップコーンやジュース。雰囲気。


小説を良く読んでいました。
大体が翻訳物。本当は英語で読むともっと面白いのだろうなと思いながら、翻訳は翻訳の面白さがあると思い、よく読んでいました。フィクションの世界に入り込むことに幸せを感じてました。


音楽を良く聴いていました。
CDをよく買って、ライブやクラブに行って音に陶酔することを楽しんでいました。


翻って今。
映画館で見る映画は年に5回もない。
小説はほとんど読まず、読んでいるのは、実用書とかばかり。
音楽はかろうじて聴いているものの、あまりあたらしい音を入れられていない。


それでも、今十分に人生を楽しめている。
子どもの成長を毎日楽しみ、散歩して自然を楽しんだり、食事を作ったり。


若い時には「これがないと生きていけない」とか思っていたことも、なくても生きていけることを知った。
若い頃の趣味は今のところ少し寝かせておいて、もう少し歳を取ってから再開するとまた新しい楽しみがでてくるかなあなどと、年寄り臭いことを思ってみたりしている。