カワセミ

家の向かいは、野川という川になっている。
この家に越してきた時は、この目の前の川が
とても気に入っていた。
春には、桜が咲き、ちょうど一年前は、河原に一面の
菜の花が咲き乱れていた。

ただ、川に近すぎるため「湿気」という大敵がいたため、
梅雨の時期には、かなり黴に悩まされ、それは秋口まで続いた。
そのため、引っ越しをする事にして、現在家を探しているのだが、
やはりこの季節の川原は気持ちよい。

今朝、出社のときに川原を眺めると、カワセミが。
瑠璃色の体のその小さな鳥が、今日は二羽。
「チー」と可愛い声で啼きながら、
川面に飛び込み、獲物を狙う。

こんな風景が見られると思うと、
なんだかちょっと越すのがおしい。
と思ってしまう。