文字を書く事

3日連続更新です。
文字を書くという事はなかなか難しいものです。
毎日なんかしら書く事を、再び習慣にしようと思います。

先日妻の買った「文藝春秋」に載っていた、今年の芥川賞受賞作
「ひとり日和」を読みました。
視点は冷めているのだけれど、何となく若くて、未熟な女の子が
描かれていました。
最近の小説って、なんだかこういった「冷めた」視点が多いのは
現代の若者の心が乾いているからなのか、それとも「ドライ」である
という事が格好いいことなのか。
良くわかりませんが、そういうのはそういうので面白いのです。

でも、この小説で僕が面白いと思ったのは、ドライなはずの主人公の心が
とっても熱を持って動く事なので、そこになんだかリアリティをちょっと
感じたので、そこなんだなあと、今思います。

小説とか映画とかドラマとか、それからお芝居も、
生とか生じゃないとかなんだかいろいろあるかもしれないけど、
どこかでちょっとのリアリティがある事で、
その小説や映画やなんやかんやを成立させる事ができるのだと思います。

「リアリティ」がその人それぞれのものではあるのだと思うのだけど、
それが多くの共感を生むものが、「優れた」ものであると言えるのでしょう。