イッセー尾形主演「トニー滝谷」を見た。
静かで、綺麗で、軽くもなく、重くもなく
けど、しっかりと心に残る、いい映画。
大好きな村上春樹の短編を
こんな映画にするなんて
相変わらず、市川準という人はすばらしい。
派手さはないけど、しっかりとした眼差しで
その登場人物を映し出す。
それと、宮沢りえという人の
あの透明感は何なんだろ。
思わず見とれてしまう。
人が孤独であることのあらがいようのなさと
孤独でないということの幸福と
「不在」と「孤独」の違いとを
何となく思った。
イッセー尾形の無理な若作りが
ちょっと笑ってしまったけど、それもご愛嬌。
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