食事

今日は、ひと月遅れで僕の誕生日を祝う家族の食事会だった。
料理は、僕の希望で「和食」近所の和食やさんで会席コースを頂いた(懐石ではなく会席)
本当は、家族全員での食事だったのに兄が昼から会社のバーベキューに出かけ音信不通。
結局四人の食事となった。料理は普通に季節のモノを織りまぜた、先付け→刺身→椀もの→煮物→焼き物→揚げ物→食事→水菓子。
ちょっとした工夫や気配り、決して目新しくはないけど、しっかりとしたもてなしで良い感じでした。
久しぶりに美味しい和食を食べた感じ。嬉しかった。
母からはシャツを兄と姉からは名刺入れを頂き感激。思わず酒がすすんでしまいました。

二十歳を過ぎるまでは、あまりしなかった家族との食事会もいつの間にか誰かの誕生日には必須の行事になっている。以前は誰かがいないとかそういう状況だった。今回は兄がいなかったけど、ここんとこずっとみんな揃ってる。時にはパートナーを連れて。(今は無し)
そういうのって、やっぱりこの歳になったからできる事だと思う。家で父親と酒を飲めるようになったからだとも思う。(いまだ父親より飲めないけど)昔より、それぞれの考えている事が理解できる年齢になったし、理解してもらえる年齢になったと思う。
だから僕はこういった時間がとても好きだ。父親は、昔はあまり話をしなかった。何してるのかよく判らない存在だった。どうしてそうなったのか。それは、最近知ったけど、僕の祖父がそうだったから、父親が子どもの頃は祖父(彼にとっては父親)とほとんど話した事がなかった、と聞いたから。
どうしていいかわからなかったのかもしれない。
僕は昔サラリーマンの父を好きじゃなかった。酔って帰って来たり、休みの日にはゴロゴロしていたり。でも、二十歳過ぎて社会の事を垣間見た時、自分の父親の凄さを知った。
今の僕ぐらいの年齢で結婚し、子どもを養い車を買い引っ越しをし。それ以前にきっと仕事に熱を持ち
日本の住宅事情をなんとかしようと思ったんだと思う(父は住宅関係の仕事をしています)。
それを思うと、自分が負けてんなと思う。だってオレ誰も養ってないし、幸せにもしそこねてるし。
だから、主に父親とだけど、こういう家族の時間を大切にしたい。引き出せるもんは引き出しておきたい。だって自分にとって一番近い人間だし一番影響を受けている人間だから。

いつも思う。いつも家族の食事のときに。そういう風に思えるようになった事を凄く嬉しく思う。
やっぱり、家族は大切です。父、母、姉、兄(そう僕は末っ子)に感謝。