体を削る

今日は、仕事をそこそこで切り上げ(切り上げててイイのか?)初台にあるドアーズで、野村麻紀さんNUUさん山崎ハコさんのライブを聴いてきました。
それぞれに、味が全然違って面白かった。見ていて思ったのは、みんな体を、命を削って唄っていた事。それで、死ぬって訳ではないけど、ただ、それぞれが全く違うやり方で自分自身を削り、自分の思いを唄っていた。酒飲みながら酔っぱらいながら唄うひとあり。観客の一人一人を見つめながら唄いかけるひとあり、声を嗄らしながら、ひき語る人もあり。

山崎ハコさんに僕は今回びっくりした。全体的に懐かしい感じの曲達。そして本人は、何だかとってもかっこいい女性。本当に唄い続けてきた人の唄う喜びをしっている顔をした人だと思った。
だから、何だか鼻につきそうなちょっとクサいうたでも、彼女が唄うと「いいなあ」と思ってしまう。
語り口もサバサバと男の人のようなフリをしたすごく女性らしい素敵な人だなあと思った。すごく苦労をしてきたろうし、それによって今の自分自身がある事もしっている人。そういう印象だった。

個展を終わって数日。自分自身があんなに疲れたのは本当に久しぶりだった。きっとあの時は僕も自分の体を削って、何かをしていたんだと思う。いま、これからの僕がフルパワーで取り組みたい事は一体なんだろうと、ふと思った。