わしたショップ

今日は仕事も半ドンで、(と言いつつ3時過ぎまで働きましたが)銀座にあるわしたショップでの、インストアライブに行ってきました。出演は、NUUさんと奄美唄者朝崎郁恵さん。
ざわざわと、少々騒がしいお店の中で、素敵な歌声を聞かせていただけました。

ここ何年か、日本人の「歌」って意識的に聞いた事あまり無くて、何となく意味は分かって無いけど外国の唄を聞く事が多かった。その理由としては、もちろん外国の唄には、英語やら何語やらかの歌詞があるのですが、まあ、歌詞カード見て、よめば「ああ、こう言う事歌ってんのね」とか分かるんだけど、基本的に自分がどう感じるかを素直に受け止められたんです。インストと同じ感じで音を楽しむものとして。
もちろん、ホントは何言ってんだろとかあるから、歌詞読んで「う〜ン、そう言う事なのね」とか噛み締めたりもするけど。それはそれで、凄くいいんだけど基本的には自分勝手なんです。

ところが日本の歌って、歌詞がわかってる。なんて言ってるか分かってる。そうするとほんのちょっとのことだけど、押し付けがましくなって聞きたい気分がこう、乗らないと全く聞けない。
耳障りなくらい。

で、NUUさんのCDを以前に買って聞いたんです。そしたら、すっとね、入ってきたんです。歌詞も唄も
。もちろん、その時の自分の心境やなんかもあるんだけど、ちょっとびっくらこいて。
それから、日本の唄もイイよねって久しぶりに思えるようになりました。

感謝ですね。

それから、またこれも衝撃的でしたが、奄美唄者朝崎郁恵さん。
この人の歌声は、ホント鳥肌もの。ワンフレーズで総毛逆立ちの脳天に直接響いてきます。
僕は何度か、インドの宮廷音楽のシタールの生演奏を聞きに行った事があるのですが、それと同じようななんとも言えない心地よさがあります。
この方の唄は、奄美語で歌われているので殆ど意味は分かりません。でも、いいんです。
気持よく、時にひどく切ないんです。

というわけで、今日は非常に有意義な一日となりました。
しかし、相変わらず最近の自分の周りで起こると言うか、自分を取り巻く状況がどんどん広がりを見せているのはホント気持悪いくらいなんだけど、めちゃめちゃおもしろい。
自分が一体これからどうなるのか、正直全然見えて無くて、ただなんとなく人が自分の周りにいて、そんで、面白い事が個人的であってももっと公のものでもできたらって、つくづく思いますね。

もちろん自分に対する不安やら何やらがあるのは当たり前なんだけど、でも「まあ、いっか。」と言える自分が今はいて、2年くらい前の「自分はだめだ」病からするとひどい代わり用だなと思う。
まあ、おそらく芝居を辞めてから自分に対して自分のやっている事自分の興味を持っている事を否定しなくてよくなった事が最大の点だと思う。
もちろん、客観的に見て自分はまだまだ足りない所がいっぱいあってどうしようもない人間だけれども逆に、ホントの意味で自分が全然ダメだってことをしっかりと受け止めているので、人生が楽しい。

人生が楽しいって、今この年齢で思えるのって凄い幸せな事だと思う。
人生の楽しさをこれから何十年も味わっていきたいなあ。
もちろんそれを分かち合えるパートナーも欲しいけれど、それは追々。

ああ、明日も楽しい一日になりますように。