色 いろいろ

人が産まれた時に持って産まれた色があるとして、
それは、その両親の持っている色を掛け合わせて
できた色であるとすると、
人はその人生の中でみずからの色を少しづつ変えて行くのだろう。

およそ違うバックグランドの人と人が
一緒に暮らし、家庭を創り、家族となる事は
互いの色を持ち合い、新たな色を創り出す事になるのだろう。

青と水色くらいだったら、やっぱり青系統の色になるだろうし
青と黄色であれば緑色になるだろう。

きっと多くの人がが自分の色が居心地が良いだろうし、他の色を
いれる事を望まないかもしれない。

互いに持っている色の系統が近ければ違和感はないと思うが、
全く違う色を生み出すのは、なかなか苦しい作業になるだろうと思う。

中には、自分の色を嫌い、あこがれの色を持っている人もいるだろう。
そこで起こる理想と現実とのギャップに心を痛める事もあるかもしれない。

それでも私たちが持っている色や創り出される色はきっと
お互いがお互いなしでは創り出せない色であるのだろうと思う。

その創り出された色を愛し、慈しみ、そこにみずからの居場所を見つける事が
幸せな暮らしにつながるのだろうと思う。

お互いが大切だと思いあう家族から産まれる色は
どんな色であったとしても美しい色である事には変わりない。

素敵な色を。