うた

むすこをあやすのに

うたううた

ねんねこねんねこねんねこよ

おやすみおやすみ

ふと昔好きだった、うたをうたう

君の家の方に
流れ星が落ちた
僕は歯みがきやめて
電車にとびのる

なんだかかせつないうただけど

息子は黙ってきいている
じっと僕の目を見る。

黒い大きな丸い目で。