花火と鰻

今日は、調布の花火大会でした。
日中は恵比寿、新宿へ野暮用を済ませに行き、一度帰ってから
自転車で花火大会へ行こうという計画。

人混みはうんざりなので、自転車で会場からは離れた多摩川沿いへ向かう。
家からビールのロング缶を持ち、虫除けを持ち、そしてコンビニでフランクフルト何ぞ買い。
自転車で多摩川まで行くと、そこにも結構人出があった。
みんな考える事はおんなじなんだなあと思った。
その場所は本来の会場とは違うので照明の類いはないのに本当に川沿いの方まで
行っている人たちがいて、帰りには真っ暗なのにどうするんだろうと、思いながらはじまりを待つ。
なかなか始まらず、ビールを飲みきり、つまみもなくなった頃打ち上げ開始。

なんだかんだ言って、良いもんですね。花火は。
音と色と、自然と、周りの動物からしたら良い迷惑かもしれないけど、
これほど日本人である事と、夏を感じる事を同時に体感できる事は少ないのではないかなと思う。
花火大会に集まる人の様子からも同じ事が言えると思う。
みんなちょっと、わくわくして、大人も子供も同じように「わー!」とか「きれー!」とか言える。
良いもんですね。

1時間弱くらい見物した後、家路へ。丑の日という事もあり駅前にこっそりとある鰻屋さんへ。
店構えがちょっと変わっていてこじゃれた感じかなと入ってみると、中はいたって普通。
優しい顔のおじさんと、ぱっと見合いそのなさそうなおばさんがやっているお店でした。
丑の日なのでうな丼が1000円という事で、それをいただきました。
奥さんは関西人なので、関東の鰻は初体験だったようで、ふんわり鰻が新鮮だったようです。

味はなかなかおいしくて、お店の雰囲気もよく。他にもイカの生姜焼きなども頂きました。
お酒を飲む感じなのですが、食事はいろいろあったのでまた言ってみたいと思える良いお店でした。
駅近辺には、なかなか良いお店がないのですが、こういうお店があるとうれしいです。

花火、鰻となんだか江戸情緒あふれる一日でありました。