ブータン日記 ポブジカ2日目

随分放置して、もう3ヶ月が経とうとしている。
というわけで、ブータン日記のつづきです。


2012年8月22日 ポブジカ2日目

今日は、午前中は仕事。といっても私は記録写真を撮るのみ。ビジターセンターに地域の人々が来て、プロジェクトに関する会議であった。
会議の後は昼食。ローカルフードをいただいたが、昨日よりも癖のある味。食べられないわけではないが、毎日はさすがに厳しいかなと感じた。驚いたのは地元の人々のたべっぷり。ご飯を山のように盛りつけていた。どうやら辛くてしょっぱいおかずを少し食べてご飯をたくさん食べるのがこちらの食べ方のようだ。そう考えるといろいろ納得がいく。


保温のジャーのようなものに入れて地元の人が持ってきてくれた。初めにご飯を山盛りにとってこれらを取って行く。緑色のは全部唐辛子。

昼食後、雨がぱらついてきたが、ガンテトレイルへ。ジグミと、現地にはいっているスタッフのチョキさんの旦那の3人でガンテトレイルを散策した。
トレイルの入り口には看板があったが地図は小さくほとんど注意喚起のための看板。

その後しばらく丘を下る。途中ジグミとチョキの旦那さんが糞虫を探してくれた。小さいものを見つけることができたが、それはもっと大きくなるという。その後死骸だが角のついたものを見つけることができた。


糞虫。ダイコクコガネの類。地元の子どもたちは、牛の糞へ尿をかけ、苦しくなって出てきた虫を捕まえるらしい。

その後はしばらく村の道を歩き、そこから松林へ。松林を抜けると見晴らしのよい展望台へ出た。見晴らしはとてもすばらしく、気持ちのよいところだった。

先を行く2人。

谷の入り口の方から奥へずっと見渡せてすごく素敵であった。

そこからはなだらかに草原を下り湿地へと降りていく。途中チョキの旦那さんとジグミが蝶やムシなどを見つけてくれて写真を撮ることができた。
湿地では蝶やトンボが舞い見晴らしもよく非常に気持ちがよい。
最後にお寺の所にあったダーツで遊んでトレイルは終了。

チョウチョ

ニワハンミョウ?

兎に角何だか開けている感じ



自分撮り。

古い建物(寺院?)貫禄がある。

ダーツ。といっても木に羽根と釘のようなものをつけた矢を遠くのまとめがけて投げるというもの。


トレイルの後は、ジグミの運転でポブジカの奥のエリアへ。見晴らしのよい場所まできた後、目の前にある小高い山までRSPNのドライバーとチョキの旦那といってみる。
バッタがいたり、大きな岩があったりと楽しく気持ちのよい時間だった。チョキの旦那さんとはムシを一緒に探してあまり多くは話さなかったがコミニュケーションがとれてうれしかった。

見晴し台にて。

チョキの旦那。

バッタ

ヒシバッタもいた。

小高い山の頂上。

川側はこんな斜面。



その後はゆっくりとホテルへ戻る。天気が少しずつ回復し美しい風景を見ることができた。

旗が綺麗にはためいて、雲の切れ間から見える太陽光でみどりと空の青がとても美しかった。

ポブジカでのこの一日は本当に素敵な時間を過ごすことができた。
明日はティンプーヘ戻り、明後日には帰国だ。なんだかやっぱりあっという間だ。

ブータン日記 ポブジカ〜ティンプー〜帰国

2012年8月23日(木)〜24日(金)ポブジカ〜ティンプー


朝のポブジカ。

朝6時半にポブジカを出発。ポブジカは少しづつはれていったが、その後は霧の中。
途中、少し霧が晴れてきたところで車を降りて、散策。昆虫を探して写真を撮る。同行していた上司(野鳥好き)に教えてもらって少し鳥を見ることもできた。ムシは蝶と蛾とカメムシ、ゾウムシ、コガネムシにいくつかの蝶もしくは蛾の幼虫。なかなか気持ちの良い時間であった。

アオバト

チョウチョ



ゾウムシ

ヨコバイみたいなの

カメムシ(模様が素敵)

コガネムシ(ピカピカ!)

蛾の幼虫(雫がついてすごくきれいである!)

その後はひたすらティンプーを目指して移動。昼過ぎにはティンプーヘ到着。ポブジかでの2日は悪くなかったが、こうしてティンプーヘ戻ってみるとその都会ぶりになぜかほっとする。始めてきたティンプーの印象とは大きく違い、ここがブータンで最大の都市であることを認識した。

車が沢山走っている大都会ティンプー

昼飯をとった後は、現地のNGOへ視察の報告。その後はまたぶらぶら。色々お土産を買い。
夕食はインド料理を食べた。これはかなり当りですこぶるウマかった。しかも安い。
翌日は朝、ダワさんに空港へ送ってもらってバンコク、そして東京へ戻った。思っていた通り短い1週間であった。