「でんしゃ」

バイロン・バートン作 でんしゃ
「ほねほねきょうりゅうのほね」の作者でもあるバイロン・バートンの
作品です。
長距離列車が町に着くまでを描いている作品ですが、言葉がシンプルで
絵も丸く太い輪郭線のはっきりしたもの。

ページのカメラワーク(?)も素晴らしい。
線路のアップから、電車の走っている遠景、そして電車のアップ。
その電車と一緒に駅のあるまちまで、旅をするというお話。
途中、貨物列車や蒸気機関車、トンネルをくぐったり、線路の補修を
行う人たちに遭遇したりと電車の旅の風景が描かれています。

これも長男によく読みました。
特に、「トンネルから出てきました」という台詞は、息子と電車で
出かけた際に、トンネルに差し掛かると嬉しそうに息子がこの台詞を
言っていました。

この作品は、非常に状況を客観的に捉えて伝えている作品なので
読む時も淡々と読むと面白さがより伝わるような気がします。


でんしゃ (バートンの のりものえほん)

でんしゃ (バートンの のりものえほん)